ポテチを異常に食べる人たち~ソフトドラッグ化する食品の真実~
著者:幕内秀夫 発行所:WAVE出版
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この本、非常に面白いです。
ポテチをなぜ食べてしまうのか?
普通そんな事考えます?
美味しいからじゃね?
の答えになりますよね。
というのは、著者は管理栄養士として様々な食に関する悩みを持つ人と話をする内に、ポテトチップスの危険性に気づき、この本を発刊したというわけです。
みんな大好きポテトチップス。
いったいどんな謎が隠されているのでしょうか?
私達はなぜポテトチップスを食べてしまうのか?
実は悩んでいる人がいた
本の始めは著者と著者のところに相談にきた患者さんとの対話形式で始まっており、頭ではわかっているけど、ポテトチップスやスナック菓子をやめられない患者さんの話から始まっています。
しかも、本人は体に悪い事が分かっているのに、やめられない。
食べた後は罪悪感と自己嫌悪に陥っている人達。
驚きなのが、太っている人ではなく、若くて綺麗な女性など。
そう、みんなわかってはいるけどやめられないのが・・・・
ポテトチップスなのです!!
ポテトチップス、途中でやめられないよな。
開けたら最後まで食べちゃうよね。
私、ポテトチップス途中で食べるのやめて、腐らせてしまった人はこの世にいないと思っています。
食欲が暴走する?
ポテトチップスがなぜやめられないのか?
著者はうまみカルテットが原因だと述べています。
このカルテットの1つだけ挙げると・・・・
塩!!
人間は本来ミネラルを必要とするので、塩辛い物は好んで食べてしまうのです。
他の3つは本書をご覧下さい。皆さんの身近にある物ですよ。フフフ・・・
私の体験談
好きなお菓子
キャベツ太郎とピザポテト!!
超うまいですよね?
しかもたまに味が濃い物が入っていると、ラッキーと思ってました。あのチーズが固まった部分とソースが濃くなったところですね!!
しかも本書にある
飲むようにガーッと食べたくなる
17ページより引用
この気持ちよく分かります!!
ポテチは飲み物なのではないか?
と思ってました。
毒ほどストレスを癒してくれる
ポテチはドラッグ?
著者はポテトチップスやスナック菓子類をドラッグの仲間と述べています。
えー!!!!
衝撃的な内容だね・・・
確かに酒やたばこほど体に大きな害はないものの、食べだしたら止まらない、また食べたくなるなど中毒性がありますよね?
人は何かに依存している
現代人はストレス社会。快楽を何に感じるかは人それぞれだから、みんな何かに依存して生きていると著者は述べています。
例)たばこ、お酒、スイーツ、趣味など
私の体験談
居酒屋勤務時代は食べ物に依存していました。
とにかく激務で休みがなく寝不足でいつもつらい状態・・・・
お店が6階にあったのですが、1階から6階までのエレベーターの僅かな時間で
いつも寝てました!!
唯一幸せを感じるのが仕事が終わって、家についてご飯をたべている時。
いつもコンビニで弁当とブリトー、スナック菓子、デザートを全部食べてお腹いっぱいで寝るのが一番幸せでした。
若かったし、激務だったので太りませんでしたが、髪の生え際が少し後退して・・・・
友達からイジられ始めました。
ああ、私はこのままハゲてしますのか・・・・・
ずっとこのまま働き詰めなのか・・・・
などいつもストレスを感じていました。
じまも辛い時代があったんだな・・・・
ポテチ依存症との向き合い方
わかっちゃいるけどやめられない
著者はポテチがやめられないのは、
- 意思が弱い
- だらしない
が原因ではないと述べています。
依存症というのはコントロールを失う病気です。
157ページ~158ページより引用
なので食べてしまったからといって、ひどく自己嫌悪に陥らないで下さいと述べています。
優しいね!!
待っていたよ、その言葉!!
依存症の中でもまだマシ
スナック菓子を食べることをすすめているわけではありませんが、依存する対象として見れば安全性が高いということです。つまりスナック菓子依存症は、まだ゛マシ”な依存症なのです
163ページより引用
神様ですか、あなたは!!
私の体験談
私はダイエットを始めていろんな物をやめました。
- アイス(スーパーカップ)
- ソフトドリンク
- お菓子
- スイーツ
ただ揚げ物だけはやめられなかったのです。
何か揚げ物を買う時は妻に見つからないようにしていましたが、コソコソする必要はないですね。
自己嫌悪に陥るよりもどううまく付き合っていくかを考えた方が良さそうです。
飲む、打つ、買う、なんでもやるぜ!!
もちろんやめられないからと言って、酒や本当のドラッグやギャンブルなど家庭の崩壊に繋がる物、社会的地位を失いかねない物はもっと深刻に考えて対処する必要があると著者は述べています。
あくまでスナック菓子など食べ物に限った話なので勘違いしないようにお願いします。
ほどほどに付き合えという事だね
ポテチを異常に食べる人達をやってみた
身体変化
私はタバコと揚げ物がやめられないので、タバコは月にいくら、揚げ物は週に何回までなど決まりを作っています。
タバコ
どんどん価格が上がっています。電子タバコにしたりして少しでも体に害を減らそうとしているのですが、値上がりでいつか吸えなくなる日が来るかもしれないですね・・・・
揚げ物
わかっている!!
揚げ物が体に悪いのは!!
でも普段の食事はダイエットで少し味気ない食生活だから、これがないと続けられないのです・・・・
私は3か月で10キロ痩せましたが、揚げ物がなければおそらく続かなかったと思います。
精神面の変化
私どこかで揚げ物を食べている自分に負い目がありました。
普段は健康に良い物などツイートしているくせに
お前は揚げ物食うんかい!!
といった感じです・・・・
この本を読んで少し楽になりました。うまく付き合っていきたいと思います。
感想
この本は、他にポテチ依存症にならない方法やポテチの子供への影響に関して著者は警鐘をならしています。
お子さんがいる方はぜひこの本を手に取って読んでみて下さい。
私達が子供の時にポテチを食べていた時とは大きく社会情勢が変わってきており、ポテチという物がより身近になっております。
著者が言っているのはポテチやスナック菓子は依存性が高い食べ物であるが、うまく付き合うという依存症と共存する生き方です。
ストレスの多い社会で、人は何かに依存しないと生きていく事が難しい時代です。
今依存している物が決して良くない物であっても、度が過ぎず、良い付き合いをしていきましょう。
良き人生を!!
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