はじめに
みなさん、こんにちは。イケてるおじさんを目指しているじまです。
今回紹介する本はこちら
脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命
著者:佐藤拓己
発行所:株式会社光文社
※アフリエイト広告を利用しています。
私達の身体や脳を動かすエネルギーの元となるのはみんな大好き
炭水化物!!
なのですが、それ以外にもエネルギーとして使えるものがあったとしたら・・・・
肉の代替肉として大豆ミートがSDGSの動きもあり世の中に出てきていますよね?
ガソリン車の代わりにハイブリット車やEV車、あまりまだ見かけませんが水素自動車。
環境問題、地球の資源の問題、SDGSの動きも相まって代替するものが注目を集めているのですが、私達もエネルギーの元を炭水化物から代替しましょうというのが今回のお話です。
脳の細胞達
まずは私達の脳にある細胞達を簡単に説明します。
- ニューロン
- アストログリア細胞
- ミクログリア細胞
- オリゴデンドログリア細胞
主にこの4つの細胞からなっています。
それぞれこんな感じの配置になっています。
ニューロン
ニューロンは一番有名ですね。ニューロンの役割は
- 情報の受け渡しのハブ
- 情報の記憶
主にこの2つの役割を担っています。実は大脳新皮質には200億個のニューロンがあるとされています。ニューロン以外にも別の細胞があるってご存じでした?
アストログリア細胞
主にエネルギー代謝に関わる細胞でニューロンにエネルギーを渡すという大きな役割があるのです。
オリゴデンドログリア細胞
ニューロンの長い部分に巻き付いている細胞で、絶縁体の役割をしています。この細胞のおかげで効率的に伝達ができるのです。
ミクログリア細胞
ニューロンの調子がおかしくなった時に助ける役割をしています。
ハイ!!ここまででこのページを閉じようと思った人!!
私はこの本を読んだ時に、専門的すぎて
気絶しましたよね・・・・
ただこの4つの細胞というのが、私達の脳の機能を維持する為にとても大切なのです。
特にニューロンはとても大切でニューロンに不調がないように3つの細胞がそれぞれの役割をするために常日頃から働いているのです。
例えるなら・・・
- ニューロン・・・・大物役者
- アストログリア・・・役者専用の食事を作るシェフ
- オリゴデンドログリア・・・付き人。ずっと役者に張り付いてます
- ミクログリア・・・・役者の主治医
こんな感じです。
私がこのブログを書いている時でも何億個というニューロン達とその周りの細胞達が懸命に働いて自分の意志で何不自由なく書くことができていますが、よくよく考えると
すごいことですよね!!
なので、このニューロン達に何かあると身体が自由に動かせなくなったり、記憶があいまいになったりするのです。
認知症はなぜ起こるのか
認知症はすでに珍しい病気ではありません。読者の25%以上の人が、将来「認知症」になるかもしれないのです。
152ページ
さらっと怖いこというね!!
アミロイドベータ
認知症の約7割を占めるのがアルツハイマー型認知症です。
認知症の原因に関してはこの回でもやりました。
アミロイドベータは簡単に言えば脳内のゴミ。ゴミが貯まり過ぎると私達の脳に影響があると述べています。
エネルギー不足
多くの研究者が、「認知症は脳に起こる糖尿病である可能性が高い」という示唆をしています。
154ページ
どういうことです?
それを説明する為にインスリンの作用を説明したいと思います。
インスリンもこのブログではけっこうなレギュラーですよね。
インスリン「最近よく呼ぶよね」
私達の細胞はブドウ糖の取り込み口としてGLUT4(グルツトフォー)というたんぱく質をもっており、インスリンがある時のみブドウ糖をと取り込むことができます。
なので、ここポイント
この工程を経て私達ははじめてブドウ糖を身体に取り込むことができてエネルギーとして使うことができるのです。
著者は2型の糖尿病は「インスリン」とブドウ糖の通り道であるGLUT4の間で情報が正常に伝わらなくなるのが原因と述べています。
インスリンはブドウ糖を取り込める為のカギのような存在。
超重要なホルモン、まさしく
ホルモンオブホルモンなのです!!
インスリンは超大切にしなければいけないホルモンなのです。
ここで一句
いつまでも
あると思うな
インスリン
脳はめちゃ大食い
少し話からずれますが、私達の脳は
- 新皮質・・・・長期的な記憶をする
- 海馬・・・・短期的な記憶をする
役割があります。
私達の脳は常に働いており、そのおかげで私達は自分の思った通りに行動できるのです。
なので脳はエネルギーをめっちゃ使います。
爆食いなのですよ!!
私達の脳には力士が何百億人いると思ってください。
力士は常にちゃんこを要求し続けます。
短期的な記憶を司る海馬はGLUT4をもっており、インスリンがないとブドウ糖を取り込むことができないのです。
糖尿病になると膵臓がインスリンを出せなくなってしまいます。
ここもポイント
繋がりましたね!!
なので認知症になると短期的な記憶から障害が出始めると述べています。
いつまでも身体も頭も
健康でいたいですよね!!
そんな私達の脳の救世主が私達の身体に備わっていたのです!!
引っ込み思案なケトン体
ケトン体とは
脂肪を元にして作られるエネルギー。主に肝臓と脳のアストログリア細胞で作られる。
そんなエネルギーあったの?
しかも
脂肪使ってくれるんですか?
ケトン体はいつ現れる?
そんなエネルギーどうやったら現れるんですか?
答えは簡単
糖質を抑えた食生活をするだけ!!
そして空腹の時間を作ればなおよいと述べています。
空腹を作ることのメリットはこの回でもやりました
ケトン体の合成には酵素HMGCS2というものがあるのですが、インスリンがある場合は現れず、インスリンの量が少なくなるとこの酵素が活性化し、ケトン体を作り出すのです。
なのでケトン体は普段引っ込み思案なやつなのです。
ブドウ糖がいる時・・・・
ケトン体「コソコソ・・・今はブドウ糖先輩がいらっしゃるので・・・コソコソ」
ブドウ糖がいなくなったら・・・
ケトン体「ズイッ!!私の出番がきましたね!!」
ケトン体のすごい力
この引っ込み思案なケトン体には実は3つのすごい能力があります。
- HCAR2・・記憶の保持や抗炎症作用
- GPR43・・・脂肪燃焼作用
- HDAC・・・抗酸化作用
この3つのタンパク質と結合することですごい能力を発揮するのです。
なので糖質制限のメリットというのは、糖質を制限して痩せられるだけでなく、ケトン体を発生させ脳や身体にも様々な良い効果があるということですね。
お腹が減ってもう動けない・・・・
本当に動けなかったことないですよね!!
頭が働かなかったことないですよね!!
むしろお腹が減っていた時の方が頭が冴えてたりする経験ありません?
それ全部
ケトン体のおかげなのです。
私達がエネルギー不足になった時に、ケトン体が実は助けてくれていたんですよ。
私達が
白米と肉うめー!!
ポテチさいこー!!
コーラは神!!
とか言っている時はその姿を現さず、身体に危機が訪れた時に表れる
スーパースターなのです。
この本の内容
この本は非常に難しい本ですが、とても専門的なことが書かれております。
- 第1章 脳のエネルギー問題
- 第2章 ヒトの脳のエネルギーシステム
- 第3章 認知症フリー社会へのコミットメント
- 第4章 インスリンは老化ホルモンか?
- 第5章 健康長寿を達成するための脳エネルギーシステム
- 第6章 難病から救う脳エネルギーシステム
- 第7章 ある母親の手記
- 第8章 エネルギーシステムから見る鳥類と獣脚類
全419ページ。脳とケトン体、インスリンに関して詳しく知りたい方はオススメの本です。
著者は研究者の立場からこの本を書いているのでとても詳しく書いています。
ケトン体を出してみた
ケトン紙を買ってみた
実はケトン体って簡単にはかることができるのです。
この紙を尿にかけて浸すだけ。
ケトン体をはかってみた
私は普段オートファジーを生活の中に取り込んでいるので、オートファジー明けに図ってみました。
どれも若干赤くなる程度・・・
ただ著者はケトン体は少しでるだけでも効果がありますと述べています。
先週のじま
- 体重 63.7㎏(ー0.5㎏)
- 体脂肪 8.5%(ー1.8%)
- 内臓脂肪 1.0%(−2.0%)
やったこと
- 朝たんぱく質生活(ヨーグルトとチーズを食べます)
- 毎日鳩サブレーを食べる(ただ単に食べたいから)
- 毎日お米1合を一気に食べる(朝やお弁当におにぎりにしてもっていきます)
- サウナ
- テニス
- さつま芋を食べる
- 1週間で63300歩ウォーキング(ライフスタイルウィーキングです)
- バターコーヒー(週に2日お昼がわりに飲んでます。)
- オートファジー(基本的に2食です)
- マヌカハニー(毎日5~10g食べています)
- 野菜を食べる(抗酸化と食物繊維、ビタミンを摂るために毎日食べてます)
前回は体重と体脂肪が減り過ぎていたので、さつま芋を食べるということを新たな取り組みとしてはじめましたが、炭水化物を多くとっても体重は減りました。
前はよくチートデイとして週に1回外食でとんかつとかから揚げとか食べていましたが、最近はそういう欲求もなくなってきたのでチートデイをしていないからかもしれません。
またケトン体があまり出なかったのは、まあまあ糖質をとっていたからかもしれないです。
感想
この本を読んでやっぱり糖質はある程度は制限した方が良いかと思いましたが、著者はこのようなことを言っていました。
糖質を食べ過ぎないようにほどほどに、気をつけながら食べましょう
205ページ
そんな曖昧でいいんすか?
というのは・・・
脳が幸福感を感じられないのに、アンチエイジングにつながるはずがないのです。
204ページ
神の一言ですね!!
この著者はこの本で脳のシステムからケトン体、インスリンのことを専門的に説明し、私はそろそろ限界です・・・
となっていましたが、この著者は神に昇格しました。
私達は炭水化物や甘い物、
DAISUKI!!(若い方、すいません)
炭水化物、甘い物を食べなければ健康になれますが、そんな人生
つまらないですよね!!
ただ今日からはブドウ糖だけではなく、ケトン体もエネルギーとして使ってみませんか?
それには糖質はほどほどにし、空腹時間を作るだけ。
私は祈ってます。
ケトン体はあなたと常に共にあると。
良き人生を!!
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