はじめに
みなさん、こんにちは。イケてるおじさんを目指しているじまです。
皆さんは普段どんな油を摂ってますか?
油に関してはこの回でもやりました。
また同じネタですか!!ネタ切れですか!!
前回は油の基礎編として、今回はその油に関してさらに深くした内容になります。
今回紹介する本はこちら
その「油」をかえなさい!
著者:内海聡(うつみ さとる)
発行所:株式会社 あさ出版
※アフリエイト広告を利用しています。
油を変えることで私達の体は劇的に変わります。そんな油の話をしていきたいと思います。
著者のプロフィール
著者、内海聡氏はこれまでに様々な本を執筆しており、医師の立場から、薬、食品、精神医学に関して様々な本を出版しています。
TOKYO-DDクリニックの院長でもある著者はクスリを使わない治療法を目指しています。
TOKYO-DDクリニックホームページ
著者の本はマスコミや雑誌などでは伝えていない内容であり、どれもとても勉強になるのでよかったらぜひ読んでみて下さい。
この本も読んでみましたがオススメ。
私達の身の回りにある食品について詳しく書かれています。
脂質は超重要だった
私達=脂質?
私達は約60兆個の細胞から体が作られていますが、その細胞の元はなんと
脂質!!
私達の体の細胞って脂質だったのですね。
細胞膜の主成分はコレステロールとリン脂質(脂肪酸とリン酸が結びついたもの)
コレステロールって聞くとなんかいいイメージないですよね?
実はコレステロールには
- 免疫に関わるビタミンDの生成に必要
- 脂肪代謝に欠かせない胆汁酸の生成
- 様々なホルモンの材料
という重要な役割があります。
なので著者はコレステロール高めの方が健康であると述べています。
あんなに健康診断の結果に書かれている
「コレステロールが高めです、コレステロールを減らす食事をしてください」というコメント・・・
ハイ、ハイ!!
またそのコメントですか!!
なのでコレステロールが高い食品を食べるのに神経質になる必要はないと述べています。
油脂VS糖質
油脂の役割は
- 体のエネルギーになる
- 細胞の材料になる
- ホルモンの材料になる
- ケトン体の材料になる
となりいわゆるスキルが多いオールマイティープレーヤーなのです。油脂も余ったら中性脂肪になるのですが、油脂はいろいろなところに活用されます。
ケトン体に関してはこちらの記事をご覧ください。
一方、糖質は
- 体のエネルギーになる
- 美味しい(私の感想)
体のエネルギーになるというスキルしか持っておらず、余ったら中性脂肪になってしまいます・・・・
しかもそのエネルギー効率も
- 糖質 1g 4キロカロリー
- 脂質 1g 9キロカロリー
と脂質は糖質の倍以上のエネルギーがあるのです。
倍の戦闘力がありスキルも多いキャラと、半分の戦闘力でスキルも少ないキャラがいたら、もちろん
強い方使いますよね!!
脂質はビタミンにも効果的
ビタミンには
- 水溶性ビタミン・・・・水にとけるビタミン(ビタミンC、ビタミンB群など)
- 脂溶性ビタミン・・・・油にとけるビタミン
があり、油がないと脂溶性ビタミンはうまく体に取り込められないのです。
脂溶性ビタミンには
- ビタミンA・・・活性酸素の除去、免疫力向上など
- ビタミンD・・・骨の形成、免疫力向上など
- ビタミンE・・・抗酸化、細胞膜の機能向上など
- ビタミンK・・・動脈硬化の予防など
なのでせっかくこれらのビタミンを摂っても脂質がないと、体に取りいれることができないのです。
脂質はみんな太るから嫌われていたけど、実は
とっても有能なヤツだったのです。
では私、今日の夕食から
ケンタッキー、から揚げ
をメインに組み立てていきます!!炭水化物さん、今までありがとうございました!!
ただし、この脂質というのは
良質な脂質に限るです!!
壁ドン、顎クイ、頭ポンポン・・・・
やっていいのはイケメンに限るですよね、女性の皆さん!!
私達の細胞は悪い脂質に壁ドンされてもキュンっとときめかないのです。
良質な油が壁ドンしてきたら、私達の細胞は・・・・
トックン・・・トックン・・・
とまるで少女漫画の主人公のように喜ぶのです。
では良質な脂質とは何なのか?
良質な油
良質な油を見分けるにはチェックするポイントがあります。
植物性油の場合には次のことに気をつけましょう。
原材料
キーワードは
- 農薬をどれだけ使っているか?
- 遺伝子組み換え作物ではないか?
農薬を大量に使用した作物、遺伝子組み換え作物、共に私達の体に害を与えると述べています。
製造工程
キーワードは
- 低温圧搾(コールドプレス)
- 1番搾りなど
要は昔ながらの製法で手間暇かけて作られたものかどうかということです。
ペットボトルに入ったサラダ油などは「抽出法」というヘキサンという溶剤と高温処理を加えて安く大量に油を搾り作られています。
このヘキサンが体に害があるのと高温処理がトランス脂肪酸を発生させてしまうのです。
なので植物油ひとつとっても良質な油というのは世の中で圧倒的に
少ないのです!!
動物性油脂についてもふれているので興味のある方は本を読んでみて下さい。
悪い油
悪い油ってトランス脂肪酸でしょ?
チッチッチ(若い方すいません)、そんなの常識だぜ。
なのですが、注意するのはそれだけではないのです。
トランス脂肪酸が含まれている可能性のある食べ物
- マーガリン、スナック菓子、クッキー、ケーキ、アイスクリーム、マヨネーズ、せんべいなど
しかも最近は「ファットスプレッド」、「ショートニング」、「水素化油脂」、「植物油脂」などと書かれているので食品成分表示をよくみるようにしてください。
またスーパーなどで売られている出来合いの揚げ物もトランス脂肪酸と化した油が使われている可能性があると述べています。
コンビニコーヒーのコーヒーフレッシュやドレッシングも注意。
トランス脂肪酸を避けているつもりでも実は
トランス脂肪酸「実はオレやで!!」
となっている可能性があるので気をつけましょう。
おい、じま!!ふざけるなよ。
オレが好きな物、ほとんどじゃねえか!!
著者はこう言っています。
食事や栄養学にかかわることは、突き詰めすぎると、結局一般人にとって精神的負担になってしまうかもしれません。私自身70~80%のつもりでやってます。
なので最初は小さなことから始めればいいのではないかと思います。
トランス脂肪酸が含む食べ物を減らして別の物を食べたり、油を選ぶ際にこだわった物を買って、サラダ油を使わないようにしてみたりとか。
ダイエットと一緒で急に全部ダメってなるとかなり負担になるので少しずつ減らしていく、そうすると不思議と食べたい気持ちが無くなってくるので、次のステップに進んでみる。
無理なく継続できるようにしていくのがポイントだと思います。
この本の内容
この本は5章構成になっております。
- chapter1:健康になりたいなら、まずは油を見直しなさい
- chapter2:アトピー、花粉症からガン、認知症までー油を替えると病気が防げる、治せる!
- chapter3:使い方、選び方で薬にも毒にもなる「植物性油脂」
- chapter4:今こそ見直されるべき動物性油脂の効率とは?
- chapter5:体を劇的に変える油脂のとり方、選び方
私は2時間くらいで読めました。油脂について詳しく知りたい方はぜひ読んでみて下さい。
その「油」をかえなさいをやってみた。
良質な植物油を買ってみた
著者が別の本で薦めている米油を買ってみました。
米油はオメガ9脂肪酸が豊富で抗酸化成分のビタミンEが豊富な油です。
この商品は昔ながらの圧搾製法にて作っています。
家にあった米油と比較してみましたが、
- ビタミンEが約2倍
- トコトリエノール・・・ビタミンEの1種。スーパービタミンEと呼ばれる。抗酸化作用がビ タミンEの50倍ある。
- γ―オリザノール・・・更年期障害、胃腸神経症の改善に効果あり
- 植物ステロール・・・コレステロールの吸収を阻害する働きあり
どれもかなり高い数値です。コレステロールの吸収を阻害する働きというのは今回の話とは矛盾すると思いますが・・・・それはあまり突っ込まないで・・・・
昔ながらの製法で手間暇かけて作った物は栄養が残っているのですね。
なのでお米って糖質制限ダイエットなどの影響もあり、完全に悪者にされてしまっていますが、玄米の状態ではいろいろな栄養が詰まっているのですよ。
それを美味しさ追求で白米にしてしまっているので、血糖値が上がりやすくなって肥満になったりするのです。
お米は無罪ですよ!!
お米「まるごと食べれば栄養満点で血糖値も上がりづらいよ」
人々「あんまり美味しくないから栄養を削って美味しいところだけ食べる!!」
お米「栄養たっぷりなのに・・・」
人々「太った!!太るのはお米のせい!!」
お米「どーゆー理屈!?」
ただし糖質なので食べ過ぎ厳禁で・・・・
そして
価格は驚きの1700円!!
私はいつもサラダにオリーブオイルと塩をかけて食べるのですがオリーブオイルの代わりに使ってみました。
全然クセがない味で普通にそのまま食べることができます。
油を選ぶ際のポイントとしては、私達の周りにはオメガ6脂肪酸があふれているので、オメガ9脂肪酸が多く含まれるオリーブオイルやこめ油などを家庭で使うのが良いと思います。
三和油脂では米油を使ったレシピなども公開しているのでよかったら参考にしてみて下さい。
三和油脂株式会社ホームページ
平飼い卵を買ってみた
著者が薦めているのが卵。
卵に含まれるリン脂質の1種でレシチンは良い細胞を作るのに役にたつと述べています。
平飼いとは
鶏を地面に放して飼育する飼育する方法。鶏本来の動きが自由にできるのでストレスなく育てることができる。効率が悪くコストがかかる。
一般的には狭いゲージの中で育てられるゲージ飼いが主流。
味に関しては私はちょっと味が濃いかなと思ったくらいなのですが、妻に食べてもらったところ、白身も黄身もとても美味しい。何もつけなくても食べられると言ってました。
先週のじま
- 体重 64.6㎏(+0.9㎏)
- 体脂肪 9.1%(+0.6%)
- 内臓脂肪 2.0%(+1%)
やったこと
- 朝たんぱく質生活(ヨーグルトとチーズを食べます)
- 毎日鳩サブレーを食べる(ただ単に食べたいから)
- 毎日お米1合を一気に食べる(朝やお弁当におにぎりにしてもっていきます)
- サウナ
- 1週間で?歩ウォーキング(計測しわすれました)
- バターコーヒー(週に2日お昼がわりに飲んでます。)
- オートファジー(基本的に2食です)
- マヌカハニー(毎日5~10g食べています)
- 野菜を食べる(抗酸化と食物繊維、ビタミンを摂るために毎日食べてます)
- 間食はミックスナッツとハイカカオチョコレート
最近久々に会う人に「病気なの?」と言われることが多く、以前と比較すると別人のように痩せて見えるみたいです。
いつもお腹いっぱい食べていたので、体重を増やすと言ってもこれ以上なかなか食べることはできないので、鳩サブレーやさつま芋など炭水化物を摂るようにしました。
野菜を食べる時のドレッシングはオリーブオイルと塩か、オリーブオイル+バルサミコ酢を混ぜて食べています。市販の物は添加物が多く、油の質も?なところがあるので。
体はいたって調子いいのですが、少しずつ体重を増やして67㎏くらいに近づけていきます。
感想
良質な油を摂ろう!!
と言っても普段の生活ではなかなかハードルが高いことに気が付きました。
本当に良い脂質ばっかり買っていたら・・・
間違いなく破産しますよね!!
なので全てを変えることは難しい!!
できることから、続けられることからやっていくだけでもかなり違うと思います。
著者もこう述べています。
健康に神経質になるあまり「我慢、我慢」の生活を送るのではなく、とにかく悪いものを避けること。健康において、ベストとはいえなくても、ベターを選び続けること。
あなたの体の細胞は、良い脂質との出会いを待っています。
細胞を萌えさせろ!!
良き人生を!!
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